やる気よ、去れ!

単なる日々の言葉

低気圧(ショートショート)

「ああ、なんかしんどいなー。」

 

座布団を枕にして、畳の上に寝ころんで少年は呟く。

 

スマホを見ると、

このしんどさはどうやら低気圧のせいらしい。

 

「あーあ、気圧なんかなくなればいいのに。」

 

しばらくして、何かが彼の頭の中でひらめき、

 

彼は押し入れにしまってあるスペアのポケットから、

 

なんでも願いが叶う電話ボックスを取り出した。

 

 

数分後、

 

「まったく、本当に君って奴は…」

 

青いロボットは彼の部屋に入るなりため息をついた。