アナウンサーがいつもの調子で紹介を始める。
「今日はスタジオに”無能”専門家でご自身も無能であられるAさんに来ていただきました。Aさん、今回のこの事態について何か一言。」
Aさんが面倒くさそうに話し始める。
「どうも、無能専門家の……ああ…別にどうでもいいや………ていうか、今回の件に関しても、当事者本人は多分、どうでもよかったと思うんです。面倒だし。だいたい僕のコメントもどうでもいいし、ぶっちゃけこんな番組もどうでもいいですよね。ああ、さっきから足がかゆいんですよね。蚊にでも噛まれたかな。ムヒ持ってます?」
番組は一旦CM。CM明けにはAさんは姿を消していた。
※誰かを揶揄するものではありません。
もしも、自分が専門家だったらの妄想です。